『CARMINA カルミーナ』



カルミーナの歴史は1866年にマティアス・プハーダス氏がマヨルカ島のインカで始めたオーダーメイドの靴を作る小さな工房に遡ります。

その数十年後には、彼の息子であるマテオ・プハーダス氏も父の影響で靴作りに携わるようになり、1905年にはバレアレス諸島で初となるグッドイヤー製法の工場を設立させました。

1961年に創業者の孫にあたるホセ・アルバラデホ・プハーダス氏によってスペインで有数の靴メーカーに登りつめました。

1997年には高級靴を求める声が高まりホセ氏は妻と子供達とで生まれ故郷のマヨルカ島で新しいブランドを立ち上げました。

『カルミーナ』と名付けられたそのブランドは、世界に通用する靴を作る事を掲げ、最愛の夫人の名前から命名されました。

現在、スペイン国内に7店舗（バルセロナ、ビルバオ、ヴァリャドリッド、パルマ・ディ・マヨルカ、マドリッドに3店舗）、パリのオペラ通りに1店舗を構えるまでに成長しました。

また、ヨーロッパ諸国や、日本、アメリカの一流店舗にも展開されるようになっております。








「ホーウィン社 （Horween Leather Company）」



アメリカ・イリノイ州シカゴにある老舗タンナー・ホーウィン社（Horween Leather Company）は、1905年にイシドール・ホーウィンによって設立されました。

若い頃からなめし工場で働いていたイシドールは、1892年にウクライナから渡米、1893年にシカゴのなめし工場に勤めます。

その後、イシドールはそれまで勤めていたなめし工場を辞め、1905年、ホーウィン社の前身になる「Isidore Horween and Co（イシドール・ホーウィン会社）」を立ち上げます。

今では100年以上の歴史を誇り、北米で唯一、最高級シェルコードバンを造るタンナーとして知られるようになりました。

ホーウィン社は品質を大切にする、オーダーメイドのタンナーです。

最高品質の素材を使い、20年以上の経験を持つ、熟練の専属職人が作業をおこなっています。







「ジョーレンデンバッハ社 (Joh.Rendenbach jr)」



最高級の底材として名高いオークバークレザーを製造する、ドイツのジョーレンデンバッハ社（通称：JR）古くから受け継がれた環境にやさしく伝統的な樫・楢などの植物（オーク）による鞣しで、約1年の年月をかけて作られています。

JR社のレザーソールは、粘り気とコシを併せ持ち、さらに耐久性にも優れています。

ユニオンワークスを始め、多くの靴修理店においてオールソールする際のフラッグシップとしてレンデンバッハのソールが用意されているのも納得です。

レンデンバッハは名実ともにレザーソールの最高峰と言えるでしょう。

個人的にもこのソールは大好きです。

他のレザーソールに比べてコシが心地いいんです。

レンデンバッハは今もレンデンバッハ家が経営している家族企業なのですが、このたび閉鎖するという情報が入りました。

1月から新規の受注は停止、今後は他社がレシピを引き継いでネームは存続するとの事です。






カラー : Horween社 ネイビー コードバン






サイズ表記 : 7
全長約28.5cm・最大幅約10cm
＊多少の誤差はご了承ください。





ラスト ： UETAM（ウエタム）

Uetam（ウエタム）は、タッセルローファーなどのスリッポンシューズ専用にデザインされています。
イタリアンシューズにインスピレーションされたつま先の低いラウンドトゥが特徴です。
足の甲と踵をしっかりとホールドする非常に快適な履き心地です。

アンライニング（裏革なし）仕様の軽やかで足当たりも優しいホースビットローファーです。

伝統のグッドイヤーウェルト製法で縫い上げ、匠の技で丹念に仕上げました。

ラストは甲周りをしっかりとホールドするスリッポンシューズ専用にデザインされたUETAM （ウエタム）です。





ビットローファー自体は幾つものファクトリーから出されていますが、カルミーナのホースビットローファーは他のビットローファーとは一線を画した存在となっています。



非常に綺麗なシルエットで、ドレスからカジュアルまで幅広く合わせる事が出来る懐の深さがあります。




ソールは、ジョーレンデンバッハ社 (Joh.Rendenbach jr)のレザーソールを贅沢に採用しています。
そして、アッパーにスキンステッチが施されるという仕様。




多少の着用感はありますが1度着用のみになりますので、コンディションは良好です。


トゥには、ジェリーフィッシュも付けていますので返りがつくまでの減りを防いでくれます。





純正BOX・純正バックもお付け致します。



販売価格は、14万円以上と高額で今後さらなる値上がりもあるという話が聞こえてきます。




革の宝石と呼ばれるコードバン、これから育てていく楽しみも味わって頂けます。


右足内側には、Horween社のスタンプ部分が見える個体ですので、所有感もさらに高まります。




スペイン・メイドになります。